K.Nさん(女性)の体験談

今回の大雪で一番印象に残っているのは、近所の人たちとのやりとりや交流についてです。

私の住む住宅は、まだ比較的若い人が多く、そこまで交流が盛んというわけではありませんが、それでも挨拶くらいはします。

今回の大雪で家の前の雪かきをしていたときに、普段は挨拶程度しか会話をしない近所の方々で集まり、雪をどこに持っていこうかということや、車が動かなくなったらどうしたらいいかとか、食料はあとどのくらいあるかなどなどを話しました。

そういう協力的な関係を持ちながら、みんなでこの雪を乗り越えていこうと思っていたとき、別の近所の方に雪かきについて苦情を言われました。

話をきいてみると、

ここのあんたのところの敷地から家の敷地に雪が流れ込んでる。
責任持って雪かきをしろ。

ということです。

確かにその場所を見てみると、我が家の敷地(車庫の屋根になっている部分)から、そのお宅へ雪がなだれ込んでいるのがわかりました。

けど、今のこの大雪の状態で、敷地内に雪の処理を細かく決めたとしても、それをしっかりと守ることも難しいと思うのが私の意見でした。

主人に相談してみると、揉め事を起こしたくないということで、仕事帰りにそのままそのお宅の雪を、我が家の敷地に放り込むように雪かきをしました。

今回の大雪で、近所の人との距離が近くなったようなこともあれば、反対に遠く感じてしまうようなことも経験し、人と人の関係は、その時の状況や環境によって大きく変わるんだなということを改めて感じたことがとても印象に残っています。

その苦情を言ってきた近所の方も、普段からいがみ合っているわけではありません。

雪かきを終えた夫は、「みんな余裕がなくなっているからね」と言っていましたが、私は今後ここで暮らしていくうえで、また同じような状況があったらと思うと、これから生活が戻ったときにでも普通に接することが難しくなるような気がします。

それでその人が困っていたとしても、今回のことがあったことがとてもショックだったのもあり、素直に助けようと思えないかもしれません。

結局は自分自身の問題かもしれませんが、私はこういう困っているときだからこそ助け合い、協力しあうべきだと改めて思いました。

今後その近所の方とどう付き合うのかは、私自身もわかりませんが、自分もこういうときだからこそ、余裕をなくして、人を傷つけたり、感情的になりすぎないように気をつけようと思いました。

まさか今回の大雪でこんなことまで考えるとは思いませんでしが、ある意味いい経験になったと思います。